繋いでく薔薇色の日々

戸塚祥太くんと中島健人くんが大好きなオタクの日常

アイドルとの距離感について


この間の記事に記述したように、わたしはもともとスタダヲタであった。もちろん小学生中学生にかけて私たち世代が必ずといっていいほど通ったであろう「アラシック」ではあった。ただ、そうはいっても財政力がなかったため、今まで発売されたCDを必死にかき集め雑誌を買い、彼らが出演するテレビやラジオを見る、聞くことくらいが精一杯だった。

なのでオタクと呼ばれる領域に足を踏み入れたのは高校生になり、それなりに財政力を持ってからということになる。


元々中学三年生の9月頃にある若手俳優にどハマりし、高校に入ってからはバイトをしては週末には現場に足を運び、またバイトをしては現場に足を運んだ。
そんな生活をしていたお陰で7万強稼いだ月でもほとんど使い切っていた。言い訳がましく聞こえるかもしれないが、私の周りには高校生が稼いだとは到底思えない金額を稼ぎ、言い方が悪くなるがそのほとんどを彼らにつぎ込んでいた子も多くいた。

ジャニオタにもそういった生活を送っている学生は多いと思うが、今考えてみるとタレントの歳が近いことや接触イベがかなり多かったことに原因があると思う。地下ドルの接触の多さはジャニーズでは考えられないと思う。週末になるとほとんど毎日のように各地で接触イベントが行われるのだ。

先ほどからジャニーズと地下アイドルを対比しながら話を進めているが、スタダヲタ時代の周りのオタ友はかなりジャニオタ流れが多いように記憶する。かと思えばいままでアイドルとは無縁の生活を送ってきたような子がスタダヲタだったりもした。話がまとまらなくなってきてしまったが、想像するにわたしが追いかけていたタレントはかなりジャニーズを意識していたように思う。というかオタクもまたそうであった。男性アイドルといえば真っ先な浮かぶのはジャニーズであろう。地下アイドルは見えない何かと戦っているのかもしれないと考えたオタクは数多くいると思う。売れたいという気持ちはどのタレントも同様であるし、売れてほしいと思うのはどのオタクもまた同様である。


話が逸れてしまったが、最終的にわたしはこの「地下アイドル特有の距離感の近さ」というものに途中から疲れてしまった。接触が多いと認知を貰いたくなるのは当然の流れだったし、週末に都内でイベントがあると必ずオタ友からの誘いがあった。イベントにいくことが途中から義務付けられたようになってしまったことにも違和感を感じたのである。更に現場に行くたびに強く感じたのだが、わたしはかなり接触厨になってしまっていた。ライブは近くないと楽しめなかったし、握手会は積めるだけ積んでいた。そうなるともちろん生活の中心は彼らになってしまっていたし、金銭感覚もかなり狂ってしまったように思う。


かなり文句垂れたことをつらつらと書いているが、こうなってしまったのは決して彼らが悪いわけではなく(当たり前だ)、適度を測れなかった自分の責任である。
でもやっぱり追いかけているといろんなことを彼らのせいにしてしまいがちになっている自分に気づき、徐々に現場からは身を引いていった。
いま考えてみれば行きたいときに現場に行けばよかったのであって、何も毎回行く必要はなかったのだが、その当時は(と言っても1,2年前だけれど)0か100かみたいなところがあって、ずるずると続けるのに抵抗を感じたのだと思う。


いま私がえびしじの現場に通えるのは、この距離感が適度に保てるというところに最大の理由があるのかもしれない。まず年が離れているということ。(笑)そして私が思うに彼らの魅力は「アイドルとしてのプロ意識が非常に強いこと」であると思う。だからわたしは彼らを安心して応援することができるのだ。健人くんにも共通することなのだけれど。

それに加え現場のノンストレスさが半端ではない。他の現場に行っているえび担の方々で感じている方も多いと思うのだが、えびしじの現場は本当にストレスがない。舞台慣れしているから落ち着いている方が多いと聞いてはいたが、お互い変な干渉もないしマナーを守る方が多い為であろうか。そういえば流れてきたツイートでえび担はマナーを守らなきゃいけない精神が強すぎて気味が悪い(ニュアンス)という投稿があったが、私は正直それでも構わない。だって現場ってアイドルを見にきてるのであって、オタクを気にして本来のステージが楽しめないなんていう事態が起きるなら宗教じみていたってマナーや常識は守って頂きたい。

さてあとがきが長くなってしまった。
スタダヲタを辞めてから1年と半年。文字に起こすことによってかなり気持ちが整理されたように思う。
色々書いたが彼らに費やした日々と費用に関しては後悔はしていない。素直に楽しかったし、オタクを通してかなり友人もできた。

アイドルとの適度な距離感を測ることはかなり難しい。それは前提として、適度な距離を持って応援している方がはるかに楽だし純粋に楽しめることに気がついた。いやほとんどは気がついてるのか。
わたしはそれに気がつくのが遅かったのかもしれないが、彼らと一緒になって苦しい思いをして一緒に乗り越えるというある種の楽しさをとるのか、わたしが今そうしているようにある程度距離を保って苦しさのない楽しさを選ぶのか。
どちらにせよオタクは楽しい。(悩んだ挙句の結論)


※かなり偏った意見を述べたことは自覚しています…不快に思われた方すみません。
あとすごくどうでもいい追記であるがジャニオタから地下ドルヲタになる人はかなり多いように思う。わたしのように地下ドルヲタからジャニオタになる人は割と例外だとも思う。